母が引っ越して来てから2週間以上経ち、昨日は新調した家電が、そして今日はベッドや本棚が入ります。やっと生活に必要なものがそろい、部屋もだいぶ片付いてきました。

 糸や布などの素材系の量が、想像をはるかに超えていて、さすがに整理整頓が大変でした。

 それでも、素材が増えてしまうのは物を作る人の性だし、染織が母の元気のもとだから、せめてできるだけ使い易いようにと考えて収納しました。

 糸にしても、着物の経糸用、緯糸用、ショール用、裂き織の経糸用、敷物用・・・、そして綿、絹、ウールと種類も多様。着物などは、着るためのものと素材用のものがある。本人はわかっているので良いのですが、今回私も一緒に一通り目を通せたので良かったです。

 うちにも母の織ったものや、布などが新たにやってきたので、それら用の場所を確保しつつ、我が家もしばらくは片づけと掃除に追われそうです。

 新作の製作と販売が滞ってしまっていますが、この機会にしっかりとお互いに家を整えて、6月には普段の生活に戻れるようにしたいと思っています。
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引っ越しお知らせハガキ。猫の手も借りたいくらいの荷物の量ですが、実際には、私たちが猫の手くらいのペースでしか動いていないかも。母のところに猫はいないのですが、うちで荷物を開けていると、2匹の猫さんたちが楽しそうに寄ってきちゃうのです。
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久し振りに見る母の織り機。貫禄が・・・。
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織物や染物の道具類がいろいろあるのです。
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他の人から見たら、ただのボロだよね〜と笑いながら、荷解き。             果てしなく出てくる材料の山。
 母が、家の近くに引っ越してきました。
 これまでは新幹線と在来線合わせて3、4時間かかっていたところ、今度は車で10分ほどです。

 落ち着くまで、新作はしばらくお休みです。

 荷解きして、床にスペースができたら、機織り機を組み立てます。
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我が家の定番、生成りのショール。
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これは幅広。ショールタイプ。もう少し幅の狭いショールも、細いマフラーも同じ糸で作っています。
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私の私物。たぶん15年以上使っているのではないかと思います。藍のブルーとたぶん梅?のベージュのチェック柄です。ショールですが、首に巻いて使っていることが多いです。ヘビーローテーションです。
4月中ごろになってもまだ涼しい日がありますが、さすがにウールのマフラーの出番はなくなりました。
今頃の季節に便利なのが木綿の巻物です。うちの定番で、春夏に出番が多いのが、白い木綿で透かし織りのショールです。その時の流行であったり、周りの人からのリクエストだったり、サイズの違うものをいくつも作ってきました。糸自体が、細いところと太いところがあって、平織で織ってあるだけなのですが、均一でない模様が出ます。肌触りがさらっとしていて、使い心地がよく、このシリーズのものは私もずいぶん使っています。

秋の作品展では、季節が違うかな、ということで出していなかったのですが、サイズ違いでそれぞれ3枚ずつくらいあるので、また少しずつ出品していこうと思っています。

以前は色のついているものも作っていて、3枚目の写真のものは同じ糸で、ブルーとベージュのチェックです。もう15年以上使っているかもしれません。洗濯したり日に当たったりで、当初に比べて色があせているかとは思いますが、目立ったいたみも無くて、今シーズンも活躍してくれそうです。
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裂き織り布はほつれやすいので、端っこにホツレ止めをします。右のものは切っただけのもの。
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映画のロケ地にもなった出会い橋周辺。
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近くの神社の境内。
 コースターサイズの裂き織りがたくさんあるので、少しずつ端の始末をしています。帯のように長く織り上がってくるのですが、縫い代になるところは細めの糸で織っていて、裂き織部分よりはほつれにくくなっています。つながっている縫い代部分を中央で切り、ホツレ止め液を付けて、さらにロックミシンをかけておきます。大体は見えなくなってしまうのですが、より丈夫になるし、安心して使えるようになります。そして、ここまで加工しておくと、コースターだけでなく、カードケースにも、カバンのポケットにもと、いろいろなものに利用できるようになります。

 ここのところ、天気の良い日が続き、うちの近くでも桜がいつもより早く見ごろを迎えて、もうそろそろ終わりになるかな、といったところです。花が咲いてるなあ、と思うと何となく落ち着かなくて、縫物の気分転換といっては桜の咲いているところを見て歩いていました。毎年おなじみの桜スポットに加えて、今年は新たな場所も発見。一つは伏見の出会い橋周辺。ここは映画のロケ地にもなっていたので結構有名で、平日にもかかわらず結構人が歩いていました。もう一つは近くの神社の境内の奥の方。よく通る場所なのに桜が咲いているのは今まで意識していませんでした。ここは静かだし、桜を見に来ている人もいるけれど、ゆっくりお花見ができました。

 桜が散ってしまうと、一抹の寂しさとともに、春からがんばろう!という気持ちにもなりますね。毎年のことですが。大人になっても、新学期のように新しい気持ちで・・・というのが、染みついているみたいです。
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お宮の前の灯篭が織物につかう道具の形です。
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写真は先週のものですが、梅がきれいでした。
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門を出たところのお茶屋さん。あぶり餅が有名です。時代劇の一場面のような場所。
 母が近くに住むことになりました。

 これを機に、染織をしっかり教えてもらおうと思います。

 これまでは関東と関西に離れて暮らしていたので、母が織ったものをこちらに送ってもらって、こちらで縫う作業をしていたのですが、材料や織り方についてもっと知りたいと思っても、なかなか十分とはいかないところがありました。逆に、再販売する作品をもう一度織ってもらいたい時や、新しいものを織ってもらいたい時に、やりとりにとても時間がかかってしまったり、ちがうものができてきたりということもありました。近くに住むことでそういう部分が解消されるといいな、と思います。

 それと同時に、母が元気なうちに、染織をきちんと教えてもらっておきたいと思うようになりました。

 一緒に住んでいた時には、すごく手間のかかる作業を身近に見ていて、自分には絶対無理、と思っていたものなのですが、最近は、母の作るものは、他にない魅力があるように感じています。なかなかその域に達するのは難しいと思うのですが、自分でも染めたり織ったりできるようになりたいです。

 そんな気持ちもあり、まずは織物の神様にご挨拶、と思い、京都の今宮神社に行ってきました。今宮神社は無病息災、健康長寿のご利益があるとされていて、また玉の輿神社といわれるほど良縁のご利益もあるパワースポットだそうですが、その境内の社の一つに織姫社というお宮があり、七夕の物語の織姫様に機織りをお教えになった神様が祀られています。お社の前に機織りで使う道具を模った赤い灯篭があり、一目で織物にゆかりのある場所だということが分かります。織物で有名な西陣が近いので、西陣織に関わる方のお参りが多いようです。
 
 お宮の前にも、今宮神社の境内のあちこちにも梅の木があり、ちょうど花が見ごろでした。青い空にすーっと伸びた枝々に、白い花が映えてとてもきれいでした。母がこちらに来るのは1か月以上先になるのですが、また落ち着いたら一緒にお参りに行きたいです。

 今年になってから、作品の製作、販売の作業が滞ってしまっていたのですが、身の回りを整えて、また心機一転、頑張ります。